七割打者のティーバッティング

文化系クズでホワイト職場のサラリーマンが直感のみで書く雑記。よくて精度70%。仕事風景、恋愛、都市、その他考察など

「趣味は街歩き」と人に言いたいが、自分のは性癖レベルだから言えない

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僕の趣味は街歩きです。都市の中心部メインで、特に大都市を歩くのが好きです。大都市はビル街が迫力あるし、小さい都市はすぐ街の端っこに出ちゃうから。旅行に行ったら、つい色々歩いちゃいますね。

と誰かに言われたとしたら、僕は、ほ~感じのいい趣味だねと思う。世間の皆さんも、わりと多くがそうだと思う。
実は、これは僕自身の趣味なのだが、僕は誰かに言ったことがない。今日までは、言えないと思っていた。

冒頭のように言うと、相手が話を切らない場合「例えば?」と返される。例えばどこの街をどういうふうに歩くのか、実例を挙げることになる。

例えば夏に東京行ったときなんか、丸の内やら銀座やらそこら中歩きましたよ。さすが東京は気がつけば5km10km平気で歩いてますねっ。
という回答例があるとする。これは、街歩き好きには普通の範囲内だろう。それに対応する僕の現実の回答はこうなる。

例えば夏、東京に歩くだけのために行って、山手線内の移動は全部徒歩でした。いやあ、渋谷から鶯谷は遠かった。食事以外は1日中歩いてましたが、ホテルまでのラスト5kmで脚の付け根が猛烈に痛くなって、最後は引きずってました。服なんか汗が乾いた後の塩で真っ白で、ホテルのお姉さんはドン引きでしたねっ。

言えない。距離にして何十kmかはわからないが、歩くために行った旅先で歩きすぎて歩けなくなるというのは普通じゃないと自分で思う。
1日中歩くのはどこへ行っても同じで、日本の大都市だけでなくローマや台北やサンフランシスコでもやった。街の不良に絡まれたり、屈強なオッサンからyou可愛いねと声をかけられたりする点で国内とは違ったが。

東京は歩く人にとっても特に魅力的な街だ。スケール大きく、面白い風景がどこまでも続いている。僕がいくら歩いても受け止めてもらえる。
高校生の頃から僕は東京に行くと半蔵門周辺に宿をとり、そこからどこにでも歩いていく。若者の街は若者の頃から苦手で、必ず行くのは新宿と上野だ。昭和の面影を残す猥雑さに心惹かれる。

大阪もよく歩く。当然、環状線内は徒歩圏内である。東京と同じ理由で、必ず行くのは京橋だ。繁華街としては小さく、表向き、特になにがあるというわけではないが、ついつい足が向かってしまう。難波・日本橋や天王寺も、怖いけど嫌いではなく、なんとなく梅田に負けないよう応援している。

東京・大阪のように複数の繁華街がある都市を歩くときは、その繁華街間の何でもない道も好きだ。できるだけ幹線道路は通らず、抜けているのかわからないような細道を選んで歩く。そこにある珍しいお店や会社を見て、へえっと思う。

また、世間で名古屋のことはあまり語られないが、僕は名古屋は大好きだ。名城公園から熱田神宮、名古屋駅から名古屋大学の範囲は徒歩圏内にしている。名古屋の栄・錦は新宿によく似ていると思う。
少しサイズダウンするが、僕は広島を歩くのも大好きだ。朝出勤しながら、ふと広島を歩きたくなり、職場に休みの連絡を入れて新幹線に乗ったことが数回ある。

お土産も買わず、地のものも食べない。どこにも寄らず、何の体験もしない。ただ歩くために交通費を払って遠征している。行った先では故障するまで歩く。さすがにこれは誰かに言っても共感が得られそうにない。

一体何がしたいのか?と自分に問いかけてみて、最近わかったことがある。僕は、「もしもここで暮らしていたら」というシミュレーションを歩きながらしている。可能性の分岐を想像するのが楽しい。
頻繁に行っていると、中心部の道という道をすべて歩くからというだけでなく、道々の店や会社やマンションにいる自分を繰り返し想像することによって、住んだことがある気さえしてくる。

そんなわけで、旅行に行ったらつい歩いちゃいますね。


参考までに、非常に歩きやすいので僕が愛用している靴がこれ。


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